「この怒り 何とかして!!と思ったら読む本」―― アンガーマネジメント関連書籍紹介

日本アンガーマネジメント協会 代表理事 安藤俊介さんの新刊(6冊目)です。

この怒り 何とかして!!と思ったら読む本「この怒り 何とかして!!と思ったら読む本」
安藤俊介著
リベラル社 2015月2月発行


■今は確実にイライラしやすい時代

ストレスの原因が増えている今の時代、怒りの種も増えています。

この本にも「昔と比べて、今は確実にイライラしやすい時代になっています」と書かれており、その理由として「価値観の多様化」「便利さ」が挙げられています。

すなわち、自分と「価値観が異なる人たちと生活したり、仕事をしたり、付き合う機会が多く」なっているため、お互いの常識の違いにイライラしやすい。
さらに、便利になったことで、たとえば、スマホでメッセージをすぐ返信しなければならないなど、求められる行動スピードも上がり、知らず知らずのうちにストレスが溜まる。

■怒りの解決は2段階で

そこで、この本では、「あなたが怒ってしまう、本当の理由(第2章)」「誰でもできる、怒りの解決方法(第3章)」を解説しています。

怒りの解決方法には、イラッとした瞬間、気持ちを落ち着かせる「その場セラピー」と、自分の怒りのパターンや思い込みに気づき、怒りにくい自分をつくる「体質改善セラピー」の2段階の対処法があり、この本では、前者6つ、後者3つ、紹介されています。

たとえば、「その場セラピー」のひとつとして、「思考停止する」という方法が提案されています。
これは、怒りを感じたら、頭のなかで「ストップ!」と大声で唱えて、何も考えないようにするというものです。
頭の中を真っ白にすることで、反射的に余計なことをしたり、考えを悪い方向に向かわせるのを防ぎます。

■自分のタイプを知り、方法を知る

さらに、この本では、自分の怒りのタイプを簡単に診断することができます(第4章)。

「熱血柴犬タイプ」「白黒パンダタイプ」など6つのタイプに分け、それぞれの特徴と、イライラを減らす方法が書かれていて、楽しく、役に立ちます。

また、「怒れない人が増えている」ということで、その原因と、「上手な怒り方」も書かれています(第5章)。
怒らないことがいいことではなく、必要な時に怒れないのも問題だということで、怒らないことによるデメリットもいくつか挙げられています。
たとえば「あなたが不快に思っていることが、周囲に伝わらない」などです。

■怒りっぽい人から身を守る

そして、自分の怒りに対処するのみならず、「怒りっぽい人から身を守る方法」も書かれていて、役に立ちます(第6章)。

実際、多くの人が、職場や近隣、家庭・親戚、知人・友人など、人の怒りに巻き込まれ、自分までイライラしたり、落ち込んだり、時間を無駄にする経験をしていると思います。
そういう人に対して、どうすればよいのか?

なかでも、「世の中には怒られやすい人とそうでない人が」いて、「こんな人が怒られやすい」というあたり、思い当たる人は、チェックしておいたほうがよいと思います。

全体的にとてもわかりやすく、読みやすい、お薦めの一冊です。

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